デュボアザンの絵が好きです。動物たちが生き生きとして、とても美しいです。特にめうしのジャスミンの気品のある凛とした美しさには目を見張ります。
ある日、羽のついた帽子を見つけたジャスミンは、気に入ったのでかぶります。他の動物たちが、帽子をかぶるのをやめろと言っても、「わたしは、わたしのおもうようにするわ。だれでもその人らしくすればいいのよ」と答えます。
自信を持ってそういいきれるジャスミンはすごいです。
自分の思う通りに生きるジャスミンに、どうしても振り回されてしまうまわりの動物たち。その動物たちがちょっと気の毒にも思えてくるのですが・・・
最後には結局、ジャスミンのことを認めざるを得ない状況になります。そのきっかけが、ひとりの女の子の一言だったというのが、またうれしいです。