全ページ立ち読みで、ついさっき読みました。
いつもいつも一緒だった年寄りの木とテス。
木陰で休んだり、ブランコで遊んだり、落ち葉に埋まったり。
ずっとずっとに一緒だと思ってたのに、ある嵐の夜に
太い枝が折れ、このままだと危険だと切り倒されてしまいます。
テスがその「木」のお葬式をして、別れをするのですが
みんなが「木」と過ごした思い出を話してくれます。
現実世界でも、「死」に直面しなかった人はいないと思います。
身近な人、疎遠だった人という違いはあるだろうけれど、
必ず1回はそれに出会ってます。
親しければ親しいほど、別れはとてもつらいです。
でも、悲しければ気が済むまで泣くほうがいいし、
その別れを「忘れる」のではなくて
みんなでその「思い出」を共有して、「悲しい気持ち」を
どういう風にするのか。
小さな子供にというより、誰かと死別した大人にも
いいと思います。