物語のはじまり方が「カッレくんの冒険」に似ているな〜と思いました。
カッレくんの場合は、変なおじさんのかぶっていた帽子は”山高帽”でしたが、この絵本のおじさんの帽子は牛の角みたいなのがついている“角帽子”でした。
しかもこのおじさん、あさっての方向を見て自分の中の何かに陶酔している様子だし…。
ほんとに奇妙な雰囲気のおじさんでした。
この絵本の印象は、支離滅裂な『変な夢』を見たときのような感じでした。そして、ものすごく魅力的な空気を出している作品です。
ちょっと変わったお話を読んでみたい人に、特にお薦めします。