谷川俊太郎さんの文章が好きで、探して読んでみました。
一見したところ子供が喜ぶような絵本には見えませんが、読んでみると不思議と引き込まれます。赤と緑の光、信号だけが話題になっているのですが、突飛な感じでもなく、人々の一日がやさしく語られています。
息子は、1度目は不思議そうに聞いていましたが、2度目になると、私が「あかいひかり」と言ったらすぐに「とまれ!」と続きを言うようになりました。きっと心に響いたのだと思います。
最後の文章の後に、文字がなくて、ただの赤と緑の紙があります。私は見過ごしていましたが、息子はそれを見ながら、「こっちがとまれ、こっちがすすめだよ!」と言っていました。