随所に、小3くらいの子どもの行動への動機(気持ち)が織り交ぜてあり、同い年の娘はこんな風に考えているのかなぁと、我が育児を振り返ったりも。
他の友達とはちょっと違う友達。親友の種。
親しい友達へ発展するまでの戸惑いや遠慮、物理的なきっかけなど見事に組み合わされて、まるできらめく少女時代です。
忘れられないのが、嫌いな給食を、お当番にモッサリ盛られ、掃除時間になって食べて、四時間の日だったので下校になっても終わらず、思わず教科書にはさんで帰ってきちゃうお話。
そのメニューが、私が今でも従業員食堂で残す物と同じで、掃除のホコリのなか食べる情けなさや焦りも記憶にある。
同じく食べられないがために、しばしば昼休みがなくなる娘に紹介しました。
中学年からのお子さんにぜひ読んで欲しい。
「キツネ山の夏休み」路線。