「じごくのラーメンや」を手にして
「この本は誰の本でしょう」と言うと
「おでんさむらいの絵だー!」と西村先生の絵に子供は大喜び。
おでんさむらいが好きな子供は、地獄と聞くと普段は読まないのに
「この絵本はただの絵本じゃないな、きっと楽しいに違いない」と
言っているようなしたり顔でさっさと手にとって読み始めました。
直感正しく、閻魔様が作った激辛ラーメンを完食すると
天国に行けちゃうと地獄に行った悪人達と約束してしまうお話。
美味しそうに味見してる閻魔様の何とも可愛らしいこと。
天国の神様達も食べに来るこのフランクな空気がいいです。
(その中にお地蔵様がいる事が、個人的にはとても嬉しかったです)
看板メニューの「ちのいけラーメン」以外にも
まだまだ美味しそうなメニューがあって「美味しそうだね」
「食べてみたいね」と親子で連呼していました。
読んでいるとお腹が減ってしまうのが難点ですが、
エンターテイメント色たっぷりの楽しい絵本です。