菱木晃子さんの講演の中で紹介されていて、翌日早速読み始めました。読み始めたら止まらず一冊目を読み終わりました。
島で暮らす、養い親、養母は厳格だが実は優しいなど『赤毛のアン』に通じるものがありますが、第二次世界大戦中でウィーンからやって来たユダヤ人の姉妹ということで、背景は決して明るいものではありません。
そういう状況下であるがゆえに、本当の優しさが身にしみる話でもあります。
特に養母メルタがステフィを「うちの娘」とかばう場面は読んでいて心が熱くなりました。
第二次世界大戦中、スウェーデンが中立であったこと、ユダヤ人の子どもたちの受け入れをしていたこと、菱木晃子さんのお話でその当時の背景やステフィとネッリの物語の舞台となった場所のスライドなどを見せていただいたこともあり、物語に自然に入ることができました。
この本にも菱木さんのあとがきがありますので、よくわかるかと思います。
続きが楽しみでシリーズすべてを借りてきてよかったと思いました。