わたしは、読んだ後になんだかほっこりするような絵本だなあと感じたのですが、娘は同じではなかったようです。
お母さんのいないきつねくんのケンがでてくるのですが、そのことがとても悲しいらしく、「なんでお母さんいないの〜」とそればかり気になるようでした。それでも、ケンとノンの二匹の約束を守ろうとするお話にはしんみりとそしてじっくり聞き入っていました。
お友達との約束を守ることって一体どういうことなのか、子どもよりも親の私のほうが改めて気づかせてもらいました。嵐の中も、一緒に遊ぼうという約束をしたからと月見草の場所に向かうふたり。なかなか、こんなにまっすぐで純真な心ってないですよね。すっと忘れたくない気持ちです。