小学生の英語教室に使うには、シンプルすぎるかな、と正直思っていた一冊。
気が変わったのは、ある日、一年生の娘が教科書の「大きなかぶ」を毎晩音読宿題をしていたのを聞いていた2歳の息子の反応。
「うんとこしょどっこいしょ」が随分お気に入りで、私が、息子の要望どおり動こうとしない時、ある日「うんとこしょ、どっこいちょ、ソデデモままはデキません」
渾身の力をこめ、私の腕を引き抜かんばかり。
舌ったらずのことばで一生懸命真似しているのは、まぎれもなく大きなカブ。
私は、カブか!!!
動きそのものがシンプルなだけに、子供心にはかえって色んなものに応用できると発見。
息子を見ていた長女も、そばにあったもの(ぬいぐるみ)を手当たり次第にもち立ては、「○○が××をひっぱって」と、ぐんぐん展開していきます。
子どもにとって、次々何かが加わって、ついには何かが起きる、という展開そのものが、とっても面白いのだと気づき、英語でもいいかも!と思ったのです。
BGMが、緊迫感があって、とても盛り上げてくれるので、絵本だけよりCDもあるのがいいですね。
一年生でも、ニンジンやジャガイモは知っていても、turnipは案外知らないので、今ちょうどカブの季節だし、絵本を通じて覚えればゼッタイ忘れない単語にもなります。
pullもバッチリ覚えられるし、何より寸劇でするならば、知っている動物など英語で次々言って見るのも盛り上がっていいですよね。
今年の英語教室のクリスマス劇には、「おおきなかぶ」もありかな、と考え中です。