5歳の娘が選んで図書館で借りてきました。やさしいタッチの絵で、ストーリーもシンプルで素朴。とても温かな気持ちになれる本でした。
子どもたちは、自分と同じくらいだろうノマくんが、上手に段ボールで汽車を作る姿に、目を見張っていました。時々、汽車のタイヤの数や窓の数をおかあさんに尋ねたり、本で調べたりする姿も微笑ましかったです。自分で作ってみると、普段は気がつかないことも発見できるというということも気づかせてくれて、何か真似して作ってみたくなります。
おかあさんが使う針箱や、枕など、さりげなく描かれている韓国の民芸品も素敵でした。物語の中でおかあさんがお針子しているものの正体が、裏表紙にきちんと描かれているというしかけにも、ニヤリです。