貧乏なワルターのりんごの木。
一度も花を咲かせたことがない。
一度も実がなったことがない。
とても可愛そうなワルターが祈ります。
「ひとつでいいから、りんごがなりますように」
と。この願いがかない、大切に育てますが・・・
大きく育ちすぎるのです。
街に売りに行きますが、ののしられ、がっかり。
でも、このりんごが、りゅうをやつけることになるお話です。
私は、自分で食べたらいいのに。と思いましたが、実は・・・
このワルターは、りんごが嫌いだったのです。
びっくりしました。
ワルターの気持ちが、色々変化していくのが、笑えました。
心の変化を子供達と考えながら読める本ですね。
娘は、あまり興味がなかったですが、小2の息子は、最後まで聞いてくれました。
「りんごが嫌いなら、お願いしなければいいのに。嫌いな人が作ったものは、おいしくないよ」
いい考え方だと感心しました。