読んでいて、佐々木マキさんの「ぶたのたね」を彷彿しました。
このおおかみのなんてマヌケなこと!でも、楽観的であまり同情されないキャラがまた面白さをひきたてています。
それに、いくらおなかすいているからって大根20本も食べるか!とつっこみたくなる。
しかも、結局20本も食べながら「だいこんはあまりおいしくない」と大根に失礼なことを言っていたりする。
この大根を食べながらの妄想のひとりごとがすごく面白いです。どうやって読んだら感情がこもるかなどということを考えながら案外真剣に読んでしまいました。
気楽に笑いたいときにはもってこいの絵本だと思います。
子供は、大根を食べているシーンが多すぎて絵的にはイマイチ楽しめなかったようなので(宮西さんのいろんな絵が見たいらしい)星は4つです。