ある日突然、くじらに飲み込まれてしまったへびとらいおんの奇妙な友情物語です。
へびはらいおんな食べられまいと、一所懸命機嫌を取りますが、そんなことお構いなしにらいおんは「パクリ」と、へびをひと飲みしてしまいます。
一瞬の満腹感。ところがー。
いなくなってみると、さびしい。
独りぼっちはさびしい。
食べちゃって失敗したー。と、らいおんは反省します。
だって、くらいくじらのお腹の中に、独りぼっちでいるより、へびと一緒の方が、何倍も楽しかったんですもの。
友だちの大切さがさり気なく描かれていてこのシーンはすき。
へびを懐かしがっていると、鼻がむずむずして、らいおんは大きなくしゃみをします。
すると、お腹の中から、へびが飛び出してきました。
おまけにらいおんのくしゃみにつられたのか、くじらも大きなくしゃみ。
おかげで2匹は外へ出ることが出来ました。
ラストシーンで、2匹が仲良く海を泳いでいる姿にホッとしました。