あたらしいとうさんがきた。
「おじさん」と呼んだら、かあさんに叱られた。
新しいとうさんは、
「いいよ、いいよ、おじさんで」
といった。
でも、おじさんというたびに、とうさんがどんどんみどりいろになって、すきとおったようになっていく。
あたらしいとうさん、子どもにとってはそう簡単に受け入れられない現実だと思います。それでも、少しずつ、心境が変化していく様子が伝わってきます。
最初に、カッパの話が出てきます。
カッパの存在が、また違った味を出してくれているような気がしました。
このような親子だったら、きっとこれから先、いい関係でいられるだろうなと思いました。