子どもの本の専門店『クレヨンハウス』の主宰者である著者が、あらゆる絵本の中から選びぬいたレビューとでもいったら良いのでしょうか。
『自分の弱さに腹が立ったら』《モチモチの木》
『昨夜のケンカを持ち越さないために』《ふたり》
という具合に、その症状(?)にあわせて、絵本が選択されています。
ただ、絵本の紹介だけではなく、季節の移り変わりや時事を取り上げたり、著者の身の回りのことに触れたり、生きていくということについて述べられたりしていて、なかなか奥の深い一冊でした。
ついつい惹き込まれて、あっという間に読み終えてしまいました。こんな文章が書けるようになりたいなと思いました。