3才の娘にはまだ聞き慣れないことばも多かったのですが、「さる へる」という言葉とひもじそうな顔つきのさるを見ながら2人で「おなかすいたってー」「ほらおなか押さえてるよ」と話したり、「さる こる」という場面では「ほら、すっごい丁寧に飾ったりしてるでしょ。こういうの『凝ってる』とかいうの」と説明してあげると、絵を見るとイメージはつかめるようでした。
なにより、さる・○る、のくりかえしでリズムがいいし、こじつけがましいところがないし、インパクトのある絵と言葉で子供たちはきっと新しい言葉をどんどん吸収していくんじゃないかな。かわいくたのしく、言葉のもつイメージをすっきりと伝えてくれる絵本です。