久しぶりに娘と本屋へ出向き、絵本を選んでいたときのこと。
「おかあさん!これ、これ!これにする!」
と意気込んで持ってきた一冊の本が、この本でした。
表紙を見るからに、いや〜・・・幼すぎるでしょ?と思いました、正直。
でも手にとってパラパラめくると・・・
アラアラ。どうしたことかしら。こんな場所で続きを見たくないわ。
さ、早く買って帰りましょ!
レジへ持っていくと、店員さんが興奮気味に喋ってくれました。
「この本は、今すごく人気で、読み聞かせにすごくいいんですよ。学校関係者もたくさん買うし、男性も買うんですよ」とのこと。
しかけ絵本と呼ぶには地味かもしれません。
でも、内容は、しかけ絵本よりはるかに濃い!
マジックを見ている感覚です。
読み手が変わると、内容も変わって見えるから不思議。
普通の絵本も娘は一人で読みますが、ちょっと棒読み。
ですが、この絵本を読むときは、声の鷹揚感を会得したのかとてもリアリティ溢れる読み方をしてくれるので、家事をしている手を止めて私が聞き入ってしまっています。
なんの変哲もないように見えますが、想像力も溢れ、親子の絆も深まるこの本には脱帽です!