「おっ、石井先生の絵。しかも新刊?」と手に取りました。
今月『ぷしゅ〜』・『おこだでませんように』をお話会で読んだばかりでしたので、わくわくしながら読みました。
表紙絵の家が「顔」に見えたのは、ナイスなファーストインプレッションでした。
家の屋根に頭髪のように毛が生えた様子は、どこかおどろおどろしい感もしますが、住人の男の子がパジャマ姿のまま駆けつけた先が床屋さんていうのに笑わされました。
この不思議な家が主人公なのでしょうが、私は床屋のおじいさんの八面六臂の大活躍に大爆笑でした。
しっかり、床屋さんとして散髪の手順を踏んでいる作業が大掛かりで楽しくって。
さて、ヘアードライはどうするのかしら?と思ったら、風神の登場に息子も大爆笑でした。
添付されていた北川先生の〈作者のことば〉を読み“・・・だからなに?っていわれると、返事のしようがないんですけど・・・”の文の繰り返しに、北川先生の独特な笑いのセンスが理解できました。