この本は、作者が息子の思いつく物語に沿ってパリで写真を撮って出来上がった本です。写真で構成されているので、パリの風景を楽しむことができます。セーヌ河の広さやテルトル広場の雑踏がよくわかりました。パリを知っている人、パリを知りたい人が読んだらもっと楽しいことでしょう。
近頃話題の鳥ですが、ここでは鳩です。東京にも沢山いるけれど、パリにも多いようですね。この本では、子供のジャンよりも鳩のネルトルの性格描写の方が面白いと思います。
ジャンはなんといっても、最後にママンに会えた場面の笑顔がピカイチです。
欧州では青という色になにか特別は意味があるのでしょうか?メーテルリンクの青い鳥は幸せの象徴でしたが。