前半の主人公は、やりたい放題、いやいや放題。
そのやりたい放題振りに、生の子どもを見るような気がして、「いいぞ、いいぞ」と思っていたら、後半はトーンダウンしてしまいました。
いわゆる教育的な、歯磨きしよう、手を洗おうという主張が前面に現われてしまって残念でした。
大好きな いとうひろし作品なので、単純に教訓的な枠にはまってほしくなかったのですが。
ただ、自分と間違えて、パパとママがおさるを可愛がってしまったらどうしようと主人公が悩むところは、面白かったです。
おさるシリーズのおさるくんと同じ顔のおさるが出てきたので、おさるくんファンとしては嬉しかったです。
おさるがバナナをもらって帰っていくところなど、心憎い演出もあり、楽しめました。