これは,結構恐い絵本です。恐がりの息子は,読んでいる途中で,恐くなって読むのを止めてしまいました。
お話は,基本的には小泉八雲の「むじな」と同じですが,主人公は男の子で,山に薪をとりに行って,「のっぺらぼう」に遭遇します。
軽部武宏さんの絵も少し不気味な感じで,怖さが増してきます。ただし,絵本を全部読んでしまうと,少し安心する仕掛けもありますので,あまり恐がりでない子供さんなら大丈夫だと思います。
まだ読んでいない人のために,ラストは秘密にしておきますが,最後がなんとも味があって,面白いと思いました。
お父さんの読み聞かせにお勧めです。