ひたすらぐうぐう寝ているクジラさん。敵が来ようとも恋のお相手が来ようとも、鼻先でヘリが墜落しようとも、ぐうぐうぐう。
そして娘がいきなり! 本をバンバン叩いて「こらー! そろそろ起きなさーい!」。
クジラ自身が動いてめくるめく展開を想像していたらしい娘は、待ちきれなくなったようです。
図書館の、それも訳ありの棚から出してきてもらった本をやめてったら……。
そしてページをめくったら、あら起きた。
やっと起きたなぁとホッと安心しました。
ここから話が展開していくのだわ。娘ならずとも私までもが思いました。
が、あのオチ。つい私も一緒に笑ってしまいました。
よくもこれだけでこんなに笑ったり反応させてくれますね、五味太郎。
娘は最近、彼の本に一目置いているようです。