私が小学生の時に、国語の教科書に載っていた話です。最近ふとこの話のことを思い出して読みました。
1本の鉛筆ができるまでに、世界中のいろいろな人が関わっていることがこの本を読むと分かります。それぞれの人が、どのように鉛筆にかかわっているのかの他にも、どんな家族構成でどんな生活を送っているのかなども書いてあり、読み応えがあります。小学生の時に読んで、だいたいの内容は覚えていましたが、20年たって改めて読んでみると、新たな発見があって新鮮でした。
木こりのダンドレスさんは、夕食時にビールを24本も飲むとか、えっ‼と驚きでした。奥さんに文句を言われたりしないのかなと、勝手に心配してしまいました。スラットという鉛筆の材料となる木を運ぶコンテナ船の食事メニューも見ているだけでおいしそうでした。
鉛筆をとおして、いろんな国の人の生活が垣間見えるとても内容の濃い本でした。