黒人が閉ざされた社会の中で希望を持ち続け
そしてその光を掴んだ瞬間のお話です。
朝食も取らず暗いうちから塩を樽につめる仕事に出かける。
パパと兄さんと。しかも裸足で。
この絵本ではもう「自由だ」と少年が言っているので
解放後のことです。
「ママ、ぼく字が習いたい」と言った時
ブッカーの心も本当の意味で解放されたようでした。
パパもママもお兄ちゃんも学ぶことが出来なかった。
でも、ブッカーはこれから学ぶことが出来る。
まさに時代の変わり目です。
終わり方もとても素敵です。
自分の名前の文字を見るブッカーの表情がキラキラしています。
小学校高学年向けだと思います。