この本は前から知っていましたが、どうしても買うことができませんでした。
何度も本屋さんで手にとっては、もどして・・という感じです。
今回、大切な人にこの本をプレゼントしたくなり、自分の分も・・と思い切って買いました。
こんなに、読む人、読む年齢、読む時などで大きく気持ちが変わる絵本もないと思います。
木の大きな何者にも変えれない、愛。少年のゆるぎない心からの、甘え。
木があたえてくれるだろうと絶対の、信頼。
それぞれをうらやましくも思えるのですが、
「だけど それは ほんとかな?」の問いかけは
木と少年に向けられたのか、読者に向けられたのか・・。
親子でも夫婦でも恋人でも、それぞれがそれぞれ個人であるということを
それぞれの幸せを自分で掴んで行く大切さを
与えるだけが幸せじゃない、与えられるだけが幸せじゃない。
いろんな意味で、お互いを思いやって心の中で支えあえることにこそ、
幸せがあるんじゃないかな?と今の私は思いました。
また歳を重ねたら、変わるかもしれません。
娘とも読みましたが、娘にはまだなにも受け取れるものはなかったようです。
きっと自然に手にとるときがくると思います。
時間をかけて、自分の為に読んでいきたい、読んでほしい絵本だと思います。