白いねずみと黒いねずみはあるとき小さなことで喧嘩をします。お互い意地を張って謝ろうとはしません。いつもなら一緒に、クローバーを摘みに行く季節。それなら〜「四葉のクローバーを先に見つけたほうが謝らなくていいことにしよう」と二人は張り切って原っぱを探します。お互いミツバチやコウロギにからかわれ、あげくに猫に遭遇。幸いなことに猫には気づかれずにすんだことを、互いがお互いを思いやってホッとしたときに、お互いのおなかがキュルキュル!顔を見合わせて笑います。そこで二人は、自然に素直に「ごめんね」と言えます。とうとう最後まで四葉のクローバーは見つかりませんでしたが、二人の帰り道は軽やかだったと言うことです。