日々成長していく子供の様子を、いろんな生き物(はげたかの赤ん坊、ちっちゃなぞう、イボイノシシ、怒りっぽいりゅう…など)に例え、子育ての苦労と楽しさをユーモアたっぷりに描いた一冊。
この絵本を初めて読んだ時は、まだ自分が母親になるなんて想像できない、という時期でしたが、内容の面白さとシュールさに感動。
子育てで行き詰まることがあれば、どんな育児書を読むよりも、この絵本を読んだほうがすっきりするだろうなぁと思い、身内や友人への出産祝いに贈ったりしていました。
そしてその後、自分のためにも購入。
母親になってから読むと、ますますその内容に共感でき、面白さも倍増です。
10ヶ月になる娘は、ちょうど「ちっちゃなぞう」の段階。
ぞうが「テーブルクロスをひきぬき」「なんでもくちにいれる」様子は本当に彼女そっくりで、思わず笑ってしまいました。
最近ちょっと疲れ気味だったのですが、この絵本を読み、また明日から頑張るぞ、という気分になりました。
訳者である谷川俊太郎さんの後書きも素晴らしいので、ぜひ読んでみて下さい。