「ふゆのようせい ジャック・フロスト」の作品に魅了されて、ファンになったカズノ・コハラさんの新作です。
日本生まれの先生ですが、イギリスにお住まいと言う事で、この作品も逆輸入の作品なのでしょうね。
石津先生の訳が、優しげな言い回しでとっても良かった。
空をまだ飛べない未熟な魔法使いの男の子トビィ。
優しい空とぶドラゴンと出会い、飛び方を習います。
たくさん励まされ、美味しいパンもご馳走になるのですが、でも、やっぱり上手に飛べません。
この二人の仲睦まじい様子が素敵でした。
そんな時、ドラゴン退治に現れたナイト。
トビィは、ドラゴンにいち早く教えに行こうと、・・・。
斎藤&滝平作品の「モチモチの木」のような、お話でした。
心から守りたい人への優しさが、豆太もトビィも動かしたのだと思います。
久々に「モチモチの木」も読んでみようかしら。