子どもたちは、まるで自分が冒険にいくような気持ちでニコニコしたり、悲しんだりといろんな表情をしながら聞いていました。
生まれて初めてすることって、気持ちが高揚しますよね。あらいぐまの坊やがお母さんに頼まれて、ざりがにとりにいくのですが、途中で出会った仲間にいろんなアドバイスを受けます。聞かなかったらよかったと思ったり、そのアドバイスでなおさらこわくなったりしますが、さすがお母さんは何が起こったかをちゃんと理解して、すばらしいアドバイスをくれます。あんなにこわがっていた「あいつ」を、最後にお母さんに教えてもらった時の、坊やの表情が最高です。
子どもたちもこれからますます、一人でする場面がふえてくるでしょう。そんな時に、こんなお母さんみたいに、子どもの力を信じて励まし、自然なねぎらいの言葉をかけれるようになりたいものです。