3歳の息子は、シリーズ10冊の中でもこのお話が一番のお気に入り。何度も何度も繰り返し、「読んで」と持ってきます。
おばあちゃんの誕生日に、おかあさんが焼いたクッキーを届けに行くことになったうさぎのミミーちゃん。途中、森の中でオオカミに出会ったところでは、「赤ずきん」を思い出してドキッとしましたが、いやいや、そんな怖いお話ではありませんでした。
ミミーちゃんの持っているクッキーがあまりにも美味しそうだったので、オオカミや森の仲間たちが「ちょっと頂戴」とおねだり。ミミーちゃんがみんなに少しずつクッキーあげていたら・・・
本当に、ママの作るクッキーが美味しそうなんです。最後のページのおばあちゃんとミミーちゃんにそっくりなクッキーを見て、子ども達と一緒に顔を見合わせて笑いました。
「ぼくも、ばあばにクッキーあげたい!」と息子。やさしい気持ちが伝染する、かわいくてあたたかい絵本です。