本屋さんでこどもに薦められ買った絵本。
まず、お店の風景を描き残しておられる五十嵐さんに、感謝です。
所在は違えど、ちいさな田舎の町に育った私の脳裏には、まぎれもなく当時のままの雰囲気です。魚屋の息子や八百屋の子と同級生だったり、駄菓子屋は店先のおばさんの気性で善し悪しを言い合ったり、傘やさんも店中に傘の花が舞っていたり・・・。
ここには「おみせ」として紹介されている絵が、私にはこどもの頃の町そのもの、暮らしそのものがそっくり残されているようです。にやにやしながら見ているので「お父さんばっかり、ずるい」と、こどもに叱られました。