小さい子向けの春の絵本です。
ゆったりとした言葉の展開が心地良いです。
散歩中のぞうさんの背中に、風に吹かれて飛んできたお花の種。
やがて芽を出し、花を咲かせ・・・。
シンプルな展開ですが、シンプルなお日さま色の色彩と相まって、
心がゆったりとしてきます。
やがて散っても、ほら、大丈夫。
小さな命の連鎖も嬉しいです。
実は表表紙からつながっているストーリー。
作者の前書きも読んで、よおく観察してみましょう。
すると、もうひとつのサブストーリーがあるんですね。
ゆったりと親子で楽しんでほしいです。