長い長いお話。最後まで読むのに、50分かかりました。でも、休憩を挟まず、一気に読みきりました。
カミイは、子どもそのものですね。「こんな子いる、いる。」「うちの子にも、こんなところがある。」と、みんなが感じることと思います。どんなにいたずらでも、わがままでも、泣き虫でも、憎めない。それが子どもなんですよね。カミイといっしょに泣いたり、怒ったりしながら、成長していく周りの子どもたちもまたかわいいな、と思えます。
娘は、カミイが「生き返った」瞬間、本当に目をくるくるさせて喜んでいました。そして、「こうてつせいのピッカピッカ」のからだになって、同じくピッカピッカのちびゾウにまたがり、ロボットの国へ帰っていったカミイを見て、
「カミイは、帰ってくる? Visitやる?(時々訪ねてくる?)」と聞いた後に、「ぞうの足跡がついてるから大丈夫だよ。ぞうのうんちもしてあるから、大丈夫だよ。ここを通ってきたんだな、ってすぐわかるよ。カミイが戻ってくる頃には、木も生えてると思う。(ぞうのうんちに含まれている木の実の種が芽を出し、成長して)・・・でも、ロボットようちえんのみんなもいっしょに連れて来るから、遅れてくると思うよ。」と、想像力をいっぱいに働かせながら、カミイのその後についても話してくれました。