幼稚園の子供たちが、楽しみにしていた遠足。でも、あいにくの雨。 トンネルを抜けるたびに(ページをめくるたびに)新しい景色が広がります。どのページも、とても色がきれいです。トンネルのところにあながあいていて、ちょっとした仕掛けがあります。また、沢山の車の中から遠足バスが、どこにいるのかを探すのも楽しみの一つです。
遠足の目的地、「ぶどうやま」につくと、雨はやみ、空には、大きな虹がかかります。虹にも、楽しい仕掛けがあります。この絵本の、一番の見どころが、ここだと思います。遠足を楽しみにしていた子供たちの気持が、空に通じたのかと思うと、虹が一層奇麗に感じられます。
梅雨の時期にお勧めの絵本です。