子供って、「これはこういう意味だよ」と親が説明すると必ず、「じゃ、こうだったらどう?」とか、実際に起きていないことまで自分で想定して、半分屁理屈なんじゃないかと思うほどしつこく掘り下げてその意味を聞いてきたりする。
そんな子供の習性を先回りして語りかけてくれる絵本・・・まず、そんな風に思いました。
友達という意味や、友達にしてあげたい事を語った後に、一人(独り)の意味が出てきて、またその後に友達に対する思いやりや、広い定義の友達に関することが語られる。
「一人(独り)」の部分が真ん中に出てきた点も印象に残りました。
友達を大事にしないとひとりぼっちになっちゃうよ、とよく子供に言いますが、それは脅しの言葉にしか聞こえないかなと反省させられる気分になりました。
最後の広い定義の友達に関する部分が、絵ではなく写真だった点もインパクトがありました。親も「何ができるんだろう」と考えさせられます。
まずは広い定義の友達の事を、みじかな友達同様、もっと知りたいと思うことかな〜と考えています。
読み聞かせしましたが、子供の捉え方はそこまで深くはなかったようで、そこがまた絵本の良さかな〜と思いました。
まずは大人がハッとしなくては!