『ともだちってかぜがうつっても
へいきだっていってくれるひと。』
「ええ?(かぜひきたくない)」
という表情を最初に見せる
子どもたち。
『ともだちってみんながいっちゃった
あとでもまっててくれるひと。』
ここで女子数名がだまって
うなずいていました。
『ともだちってそばにいないときにも
いまどうしてるかなって
おもいだすひと。』
これもけっこううなずく人多し。
ふだんちょろちょろしている
男子が注目したのはここ。
『わるくちはいったっていい、でも
かげぐちをいうのはよくないな』
かげぐちってなに?と聞かれます。
『けんかはしたっていい、でも
ひとりをたくさんでいじめるのは
ひきょうだ』
ここはしんみり聞いていました。
おとなはとかく
「○〇をやっちゃだめ」と
禁止しがちですが
「○○することはひきょうだ」
ということをわからせさえすれば
あとはある程度子どもたちに
まかせる度量が必要なんだな。
親にとっても
考えさせられる
絵本でした。