パパのあたらしいカノジョはかわっている。
すっごくカッコわるいんだ。
という書き出しで、物語は始まります。
色々なエピソードが、小気味良い長さの文章で語られていきます。
あたしとカノジョの間には、微妙な距離感が存在します。
でも、カノジョがとる行為、例えば「あたしのはなしをテレビをけしてきいてくれる」とか「かけっこのゴールで、いつまでも いつまでも まっている」とかの積み重ねが、その距離感を次第に縮めていくのが分かります。
あたしとあたらしいカノジョという少し難解な関係を、さり気無く描いているので、是非大人の人に読んでもらいたい絵本です。
とても参考になることでしょう。
子供にとっても、素敵な関係だと共感される部分は多いと思います。