「ティラノサウルス」シリーズの大ファンで、この絵本も宮西さん作ということで図書館で借りてきました。
感動で涙涙の「ティラノサウルス」を読んでいたので、カンドーの面では、ちょっと物足りない感はあります。
はらぺこ狼が森で昼寝しているたくさんの子ブタたちを見つけて、一人では食べきれないと、お友達と誘いに行くとけれど・・・
この本読む前に「おまえうまそうだな」の人が書いた本だよ」って子供に教えてあげました。
読んでいる途中で、小2の息子が、「いつも食べることだね」って一言。
うーん、確かにそうだ。弱い恐竜を食べようとするティラノサウルス。子ブタを食べようとする狼。
“食べる”って、生きていくことの基本ですよねぇ。人間以外の生き物は、喰うか喰われるかの弱肉強食。
作者宮西達也さんは、“生きる”ために不可欠な“食べる”ってことをテーマに、私たちにいろんなことを伝えようとしてるのかなぁ なんて。
息子の一言で考えてしまいました。
この本の主人公の狼ウルは、本当に素敵なお友達に恵まれて、幸せ者だなぁって思いました。
肝心なことを忘れてしまったけど、幸せなウル。
そしておかげで幸せだった子ブタたち。
心が温かくなるお話です。