我が家の娘たちは二人とも虫が苦手です。でも、そんな彼女達でも、幼稚園の頃はだんごむしを手のひらに乗せて遊んでいました。それだけ幼稚園時代の子供たちにとってなじみの深い、身近な虫なのでしょうね。
「虫」と書きましたが、実は虫の仲間ではないこと、田舎よりも、都会に多く住んでいること、コンクリートを食べること…知らなかったことがたくさん書かれていて、だんごむしのことがこの絵本を読むと、とてもよくわかります。絵もあまり写実的でないので、虫が苦手なお母さん、お子さんでもきっと大丈夫。
終わりの方には育て方まで書かれていて、本当に至れり尽くせりの本です。それでいて小難しくなく、だんごむしの視点から書かれているのでとても親しみやすい文章なのです。
「かがくえほん」ですが、3歳くらいからでも内容は理解できるのではないかと思います。読み聞かせにもおすすめです。