2001年度ボストングローブ・ホーンブック賞
ノンフィクション部門 オナー賞受賞作
だそうです。
作者の父親の“石”と共に歩んだ人生。
幼い頃に出会った石。
だれもが何かに夢中になる年頃です。
彼の石への興味関心は、薄れることなく延々と続いていきます。
自分のコレクションの数が増していくと共に、独学で石について深く探究し続けた。
学ぼうとすれば、どこにでも学びの機会はあるものですね。
学べば学ぶほど、“知ることの楽しさ”の世界へとのめり込んで行ったのではないでしょうか。
この人並み外れた静かではありますが変わらぬ情熱が、彼という人物の核にあったんだと思います。
そして、それが彼にとってもっとも幸せな晩年に繋がっていきます。
こういう方の人生に絵本を通して出会え、彼と共に幸せな気持ちになりました。