きっこちゃんは泳げない。
でも、泳ぎがうまくなるともらえるっていう宝物の石を身に付けたちいとにいを見て、自分もその石がほしい、と泳ぎの練習をすることに。
でも、やっぱりうまく泳げません。
そこで、ちいとにいも泳ぎを習ったという、「たろうめいじん」のところへ。
たろうめいじんって誰?気になりますよね。
主人公がきつね、そして、友達がいたちだから...動物で、泳ぎの名人?
「誰だと思う?誰だと思う?」
子供たちとあてっこしながら、ページをめくっていったら...なんと、たろうめいじんは、大きななまず。誰も当たりませんでした。
そのたろうめいじんの、泳ぎの教え方もまたユニークです。
まずは、泥んこの中へ滑り込み、沈まない泥の中で泳ぎの練習。
そして、そのまま、川にすべりこみ、たろうめいじんの背中の上で、またまた練習です。
沈まない泥の中、そして、たろうめいじんの背中の上だったら、水がこわい、ということもありません。
うちの子も、小学1年生、まだ泳げません。泳げるどころか、顔を水につけるのがこわいと言う。
がんばってつけてみたら?って、根性でなんとかしようと思っていたけれど...
あせらず、ゆっくり、自然に川に親しめるように、たろうめいじんがきっこちゃんに教えたように、自然と水に親しみ、泳げるようになるといいなぁと。
また、夏に読んで聞かせたい絵本です。