小学生の頃、クラスに自閉症の子がいました。
好きか嫌いかって聞かれると、
好きではなかったかなぁ。
かと言って、嫌いではなくて。
時々教室を飛び出すから授業そっちのけで皆で探し回って、
そういう時は、ちょっと面倒臭い。
でも、何だかとっても心配でほっとけない。
たまに他の学年の子にいじめられてると、
それを見つけたクラスメイトの男子はすっ飛んで助けに行ってたっけ。
“はせがわくんきらいや”っていうタイトルは、
ともすればショッキングなタイトルなのだけれど、
でも、そう言ってしまう気持ち。
口ではそう言ってても、
本当は心底“はせがわくん”を心配してる気持ち。
ほっとけない気持ち。
ちょっとだけ、分かります。
ある意味では正直な気持ちなのだけれど、
とっても優しいんですよね。