5歳の息子が「おもしろい」と何回も読んだのが「めぐろのさんま」。パパも、「これは大人でも楽しめる」と言って笑っていました。
殿様が目黒に狩に出ていたときのこと。通り道の農家から秋刀魚のいいにおいがして、食べさせてもらいました。当時は秋刀魚は庶民の食べ物だったので、殿様は食べたことのないおいしさにびっくり。後日、親戚の家で秋刀魚をリクエストしました。ところが出てきたのは、油を抜いた秋刀魚のつみれ。あまりのまずさに殿様、「さんまはめぐろにかぎる!」
目黒と言えば秋刀魚祭りですが、行きたくなってしまいました。秋刀魚の描写がまた上手で、息子もこの本を読むたび、「秋刀魚が食べたい」と言っています。