私、実はしのちゃんって言うんです(笑)。
母親の名前が絵本の題名になっていたのが、おもしろかったらしく、長男が借りてきました。(題名はともかく、しのという登場人物が出てくる絵本は珍しいです。子どもの頃読んだ「しのはキョロキョロ」という童話くらいしか知りません。)
アパート暮らしのしのちゃんは、動物が飼いたくてしかたありません。
ある日、庭付きの家にひっこすことになって、「ひっこししたら、ねこもいぬもきつねもくまも、みーんなかっていいぞ。」とおとうさんがいいました。
さっそく、しのちゃんはおかあさんお手製のおかしを持って、飼われてもいいと言ってくれる動物を探しに行きます。
動物たちとのやりとりの繰り返しが楽しく、みんなが飼われるのは嫌だと言うのに、くまだけがしのちゃんちのくまになりたがり、本当に連れて行く発想がおもしろいですよ!
ちょっと独特の、豪快な絵も魅力的です。