絵もお話しも、とってもかわいい絵本です。転んで泣いてしまったこいぬ君に、お母さんは「いたいの いたいの‥とんでけー!」とおまじないをしてくれます。その言葉を聞いたこいぬくん。とんでいった「いたいの」を探しに出かけます。途中もぐらを「いたいの」と間違えたり、雨に降られたり、虹を眺めたり‥「いたいの」はなかなか見つかりませんが‥最後はとてもほのぼのと、幸せな気分で終わります。
ぶつかってしまったこいぬくんと、こぎつねくんが、お互いに「いたいの いたいの とんでけー!」のおまじないをしてあげるページが最高にかわいいですよ。
平出 衛さんの、このシリーズの他の作品、『もういいかい まぁだだよ』『このゆびとまれ』も、ほんわか・ほのぼのテイストで、とってもおすすめです。