14ひきシリーズは森の動植物を通して季節の移ろいを感じられるものが多いですよね。
でもこれは他とはちょっと違います。
家族の団欒にスポットをあてて、夕方から夜の情景を時間を追って
見ることができるのです。
ですから、ほとんどのシーンが家の中。
息子は最初、きれいな花や虫が描かれたいつものシーンがないからか、
あまり興味を示しませんでした。
何度か読み続け、初めて興味を示したのは、
『みんなでお話しているときに眠そうな目をしているとっくん』。
「ねむいねむいだよ。ほら!」と指差していました。
すると、ほかのシーンにも感じるものを見つけられたようで、
今では「もういっかい読んで!」とリクエストされるほどです。
文中で紹介される子守唄があるのも、おもしろいですね。
「ゆりかごの唄」しか子守唄レパートリーがなかったので、
寝付きに歌える歌が増えてうれしいです!