噴出しでのセリフが沢山あって、絵も漫画チックで、絵本というよりは、漫画に近いかも知れません。
お話は、迷子のオオカミの子 フィリップを育てたオオカミ夫婦ですが、どうしてもオオカミのように振舞えないので、学校に入れることから始まります。
その名も「オオカミ学校」
わる〜いオオカミになるための勉強をするところで、6つの課題を学習します。
でも、やっぱりフィリップは課題を上手くこなすことが出来ません。
秀逸なのは、ここでオオカミの先生が、フィリップの素性を解き明かしたこと。
先生っていうのは、やはりこうでないといけないのではないかと思います。
そして、オオカミ学校の対応も適切で、フィリップに適した学校を紹介してくれるのです。
オチはなるほどという感じでした。
ただ、オオカミっていつも悪者なのですが、根は優しいという描き方をしていて好感が持てました。
ストーリー自体も楽しいですが、親としては学校について考えさせられる絵本です。
子供は、純粋に楽しめたようです。