こうくんのお誕生日ケーキの上にどんぐりがのっています。こうくんはそのどんぐりに名前を付けました。「ケーキ」です。ケーキとどんぐりのおしりにこうくんは書きました。こうくんとどんぐりはいつも一緒。でも、ある日こうくんのところからごんぐりがコロコロ転がってしまいました。こうくんが気づいて探しても見つかりません。ず〜っと探したけど結局見つかりませんでした。こうくんはどんどん大きくなりました。どんぐりはそばを通るこうくんに「ここだよ」と言うけどこうくんにはわかりません。そのうちにどんぐりは眠たくなりました。どれだけねただろう。なが〜い眠りから覚めたどんぐりは、どんぐりの気になっていたのです。時々そばを通るこうくんに話しかけながら月日は経っていったのです。ある日どんぐりの木のところに誰かがやってきました。なんとこうくんでした。どんぐりの木は、一生懸命に木をゆすりどんぐりを落としました。こうくんはいいました。「ケーキ?」と・・・。どんぐりの木はもっともっと木をゆすりました。こうくんが笑ってくれました。どんぐりの木も笑いました。このお話はどんぐりの「ケーキ」がはなしてくれています。だから こうくんと離ればなれになったときのどんぐりの悲しい寂しい気持ちが良く伝わってきました。