普通こういうタイトルの場合、対象年齢的には出かけるために靴を履いて帽子をかぶって、なんて生活に密着したストーリー展開になると思っていたのですが、この絵本は主人公が、気分だけちょっとした冒険をするはなしになっています。
読んでいて思ったのですが、こういうこと、子どもの頃にやりませんでしたか?
想像だけで、いつも通る道がジャングルになったり、田んぼの用水路が大きな川になったり…。すごく楽しいですよね〜。
この絵本を読みながら、聞いてくれる子どもたちが、素敵な冒険の旅に出られるといいな、と思いました。
だから、欲を言えば、『交通安全指導』的な最後のシーンは省いてほしかったです。
どうしても信号を渡るシーンを入れたかったら、別の話にして欲しかった。この信号を渡るしーがあることで、冒険している気分がなえてしまいました。
すっごく残念です。