1974年のチェコの作品。
「しりたがりやのこいぬ」は、シリーズになっていますがその一作目。
絵を、「もぐらとずぼん」「もぐらとじどうしゃ」のズデネック・ミレルが描いています。
やはり何と言っても、ズデネック・ミレルの絵が素適です。
クッキリとした輪郭で描く絵は、小さい子供でも認識し易いのではないでしょうか。
それに加えて、親しみやすいキャラクター達。
絵だけで、語りかけてきます。
お話は、しりたがりやのこいぬの水を、太陽が日光をあてて雲にしてしまうところから始まります。
それから、犯人探しが始まるのですが、登場するキャラクターが本当に愉快で、何度見ても飽きることがありません。
慾を言えば、真ん中に文章がある構成が読みづらいので、折角の絵がスポイルされてしまっていること。
絵と文の繋がりが、子供には分かり難かったようです。